散骨はこんな方におすすめ!

- お墓を継ぐ人がいない方
- 遺骨をどうしたらよいかわからない方
- 子供や孫に負担を掛けたくない方
- お墓にお金をかけたくない方
- 宗教とは無縁の方
散骨が選ばれる理由
立派なお墓を建てても遺族が維持できず「墓じまい」をすることになるケースも急増しており、高額な処分費などの経済的なトラブルに巻き込まれてしまう遺族も増えています。
散骨を選択していればこういった問題はまず起こりません。
少子化が進む今、墓守をする継承者不足を懸念して「私が死んだら散骨してね」と遺言を残す高齢者が増えているのは、お墓問題で遺族に負担をかけたくないと思う優しさなのではないでしょうか︖
散骨の時期は?
散骨の時期タイミングは、特に決まりはありません。
仏教の場合は、お墓や、納骨堂に遺骨を納める場合は、四十九日がすぎてからですが、散骨の場合も、四十九日以降にする方が多いようです。
別に火葬直後に散骨しても構いません。
散骨を行う日を決めれない場合は、故人の記念日に散骨するのも良いかもしれません。
散骨における事前確認
親族の理解を得ておく
亡くなられた方が散骨希望であっても、親族の意見を踏まえたうえで行わないと、のちのちトラブルとなる恐れがあります。
事前に十分に話し合いをし、理解を得るようにすると良いでしょう。
全部散骨か一部散骨かを考える
全骨散骨すると手元に遺骨が残らないので、分骨して手元供養を行う方は多くみられます。
遺族の中には、本当は散骨をしたくない人がいるかもしれません。
散骨をして後悔してしまわないかが不安な方は、遺骨の一部をアクセサリーにするなどして、形見としてとっておくことも可能です。
これなら、故人の遺言通り散骨したこととなり、残された遺族も故人の遺骨に語りかけることができるでしょう。
散骨の流れ
葬儀から散骨の流れ
葬儀後に散骨を行うなら、火葬をして粉骨、散骨の流れになります。
火葬までは通常の埋葬と同じ流れで葬儀や手続きを行います。
埋葬後の遺骨を取り出して散骨する場合は、お墓から骨を取り出して粉骨、そして散骨という流れです。
取り出す手続きは通常の改葬と同じです。
市役所で改葬手続きを行い、許可証をもらって墓地から遺骨を取り出します。
散骨の相談依頼は、故人の生前でも行うことができますが、散骨したい意思があるのなら、生前に手続きを行っておくと葬儀後スムーズに散骨へと進めるはずです。
優良な粉骨代行業者の選び方
最近の傾向として、「安いけど郵送オンリー」のような胡散臭い粉骨代行業者も増えてきましたので、信頼のおける優良な粉骨業者の選び方を解説したいと思います。
まず基礎知識として、散骨するためには遺骨を一片2mm以下まで粉砕しなければなりません。
これは海洋散骨でも山林散骨でも条件は同じです。
焼却した遺骨は原型を残しているものもあり、これをそのまま散骨してしまうと、第三者によって発見された時に遺棄として事件化してしまうからです。
粉骨は基本的に自分でもできますが、「やろう!」と思うと専用の道具が必要だったり、粉砕している時の精神的ダメージが想像以上に大きいので粉骨代行業者さんに任せてしまった方が良いです。
そのために粉骨業者が存在します。
遺骨を散骨するメリットとデメリット
遺骨を散骨すると、費用が抑えられる
散骨経験者のほとんどが述べるのは「散骨はお金がかからない」という事です。
散骨自体は粉骨費用や散骨費用はかかりますが、それでもお墓を建てる費用の10分の1以下という安さで
済みます。
維持費、法事費用も抑えられる
檀家制度と異なり、散骨の際にお坊さんにお世話になることになります、家族ぐるみで特定のお寺とお付き合いを続ける必要も無くなります。
1周忌や各種法事は会食形式で行われることが多く、故人の写真を持って親戚一同で語らうといった感じで行われています。
お寺や霊園が破産しても大丈夫
墓地や霊園は市区町村による許認可制ですので、開設には厳しい行政のチェックが行われますが、昨今の経済状況により「破綻」する寺院や納骨堂などもあります。
その際に困るのが、預けてある遺骨の引取りです。
遺族としては「永代供養費を払っているのだから墓地や霊園で何とかして欲しい」と主張しますが、実際は裁判や交渉が長引き、そのままにしておく訳けにもいかず、遺族が遺骨を引取りお墓や霊園を用意して移すしか手段はなく、莫大な資金と時間が掛かります。
墓守や維持︕という悪習から解放される
考え方の古い人達は「男子継承の思想」が根深く、墓守は長男又は男子でなければならないという事にこだわる方が多いようです。
悪しき伝統のせいで、大変な苦労を伴ってしまい結果、墓守や維持が思うようにいかず、放置された挙げ句に無縁仏となり取り壊されてゆく事例があります。
遺骨を散骨することでこうした悪習から解放され、愛する子孫達が自由に、幸せに暮らせるようになります。
墓参りや献花ができない
散骨をするとお墓参りや献花をする「場所」がなくなります。
信仰深い方達は、故人に対しての弔い方法として「場所」や「焼香」などを必要とする人もいらっしゃいます。
そういった方々には散骨は向いてません。
散骨した方はどうしてるのか?
海に散骨した人は「海全部がお墓」だと思ってます。
同様に、山に散骨した方は山全部がお墓だと思ってます。
故人に語りたくなったら海や山の見える場所に行ったりしてます。
遺骨を後世に残せない
遺骨を散骨する際は粉末状に粉砕してから散骨します、ですから遺骨として後世に残すことはできません。
一旦撒いてしまえば回収も不可能です、リン酸カルシウムとして自然回帰します。
まとめ
珠花散骨では、散骨施設に「焼香」「献花」場所を用意してありますので故人を弔うことができます。
散骨すると「形」として後世に残すことはできなくなりますが、珠花散骨では、故人が愛した土地に散骨でき地域の土地を見守る事ができるでしょう。
さらに子孫への各種負担が一切無くなります。
昔と違い、世の中がめまぐるしく移り変わってゆく状況において、子孫繁栄を望むのであれば「散骨こそベスト」な方法とも言えます。
これからの世の中は墓地を残し子孫に負担を掛けるよりも、思い出とお金残してあげた方がよほど喜ばれると思います。