新しいご供養のかたち ~お参りができる散骨~

散骨にはどんな種類がある?散骨の種類とメリット・デメリット

散骨の種類や、メリット・デメリットについてご紹介します。散骨は昔からある供養の方法ですが、一般的に利用されることはまだ少ないのが現状です。供養への考え方は年々変化しており、お墓を持たないという選択をする方も少なくありません。お墓の問題でお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

供養の形は年々多様化しています。

さまざまな事情からお墓を持たない方も多く、合同墓などを選択する方も少なくありません。

散骨は昔からある供養の方法ですが、遺骨を海や山に還してしまうことで、お参りができないというデメリットを抱えていました。

そこでこの記事でご紹介したいのは、お参りのできる散骨という新しいスタイルです。

そもそも散骨とは何なのか、どんなメリット・デメリットがあるのかなども合わせてご紹介しますので、お墓の問題を抱えている方はぜひ参考にしてください。

散骨に関する基礎知識

散骨は以前からあった供養の方法ですが、一般的に周知されているとは言えず、『芸能人などの特別な人たちが行うのでは?』などと思われている方もいます。

散骨は誰でも選ぶことができる供養の方法です。

散骨に関する基礎的な知識をご紹介しましょう。

そもそも散骨とは

散骨(さんこつ)とは、故人の遺骨をパウダー状にした(粉骨)後、海・空・山中などで撒くことです。

現在の日本の法律では、散骨は違法ではありません。

『節度を持って行えば違法ではない』という法務省の見解が1991年に示されています。

散骨の種類

散骨にはいくつかの種類があります。

散骨の名称

概要

費用の相場

海洋散骨

  • 専用の船で沖合の散骨ポイントまで行き散骨を行う
  • 海洋葬とも呼ばれる

10万円~

山林散骨

  • 散骨をしても支障のない山間部などへ行う
  • 山中散骨とも呼ばれる

5万円~

宇宙散骨

  • ロケットで宇宙空間へ遺骨を放出する
  • 宇宙葬とも呼ばれる

50万円~

空中散骨

  • 航空機から散骨する方法や風船に遺骨をくくりつける方法がある

5万円~

散骨といってもさまざまな種類があることがわかります。

散骨する場所や方法によって、相場の費用も大きく異なるので、散骨を検討する場合は事前の情報収集が必要です。

散骨について

散骨のメリットとデメリット

散骨は一般的な供養と異なる点も多く、メリット・デメリットをきちんと理解する必要があります。

散骨にはどのようなメリット・デメリットがあるのかをご紹介しましょう。

散骨のメリット

散骨の主なメリットをピックアップしてみます。

  • 他の供養に比べて費用が抑えられる
  • 故人の希望を叶えることができる
  • 管理・維持が不要になる

散骨を行う最大のメリットは、お墓につきものの管理や維持が不要になることです。

近年は『家族に負担をかけたくない』という意向を持つ人が多くなり、個々のお墓ではなく合祀墓や樹木葬などが注目されています。

散骨は他の供養に比べて費用が抑えられるだけではなく、故人の思い出の場所などに『還る』ことができるというのも、メリットといえるでしょう。

散骨のデメリット

散骨にはメリットだけではなく、デメリットも存在します。

  • 周囲に理解を得られないことがある
  • お参りができない

世代や考え方の違いから、『お墓がない』ということに抵抗を感じる人がいることは否定できません。

お参りができない・故人の生きた証がないなどという理由から、散骨に理解を得られないことがあります。

故人が望んだことであったとしても、しっかりと話し合いをしないままでは反対されてしまうことも想定しておくことが大切です。

散骨を考えている方へ

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