『次の世代にお墓の苦労をかけたくない』『継承者がいない』など、さまざまな理由から散骨という供養の方法を選ぶ人が増えています。
散骨は文字通り、お骨を粉骨して自然に還す供養です。
自由度が高いように思われますが、実は厳然としたルールが存在し、散骨を検討される方は『知らなかった』では済まされないことも多くあります。
この記事では散骨のルールや場所についての基礎知識をご紹介しましょう。
現在の日本には、散骨に関する法律は存在しません。
しかし散骨にはルールやマナーが存在し、検討される方は必ず知っておく必要があります。
また海洋散骨の場合は、花束ではなく花びらにするなど環境への配慮もマナーの一つです。
事前にしっかりと情報収集を行い、ルールやマナーに則った供養を行いましょう。
散骨にはいくつかの種類が存在します。
散骨の名称
概 要
海洋散骨
山林散骨
宇宙散骨
空中散骨
以上の散骨方法は、どれも自然に還すものになり、場所や方法によって墓標などを立てることはできません。
散骨は『お参りができない』というデメリットがありますが、散骨でありながらお参りのできる寺院への散骨があります。
珠花散骨は、埼玉県春日部市にある観音院で行うことができるお参りのできる散骨施設です。
3.0m×1.5m程度のスペースの中心部に40~50㎝四方の散骨スペースを設け、周辺にプレート型の墓標が設置されています。
珠花散骨では、散骨施設に「焼香」「献花」場所を用意し、プレート型墓標には戒名・俗名・没年月日・没年齢等を字彫してから設置し、魂入れも行います。
『散骨をしてしまうとお参りや献花ができない』という従来のデメリットをカバーした新しい供養ができる施設です。
お墓の継承者問題や故人の希望などにより、散骨を検討される場合は、メリット・デメリットをしっかりと理解する必要があります。
また散骨における法律はないものの、ルールやマナーは存在するので、情報収集を行った上で専門の業者に依頼をしてみましょう。
珠花散骨は、従来の散骨の『お参りができない』というデメリットをなくした供養方法です。
散骨に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。