近年、供養方法として注目されている『散骨供養』。
実際気になっている方の中には、どのくらいの費用がかかるのか、通常の納骨供養と比べるとどのくらい費用差があるのか気になっている方も多くいらっしゃると思います。
この記事では、散骨供養の費用相場や一般的な納骨供養との費用差を紹介しているので、ぜひご検討中の方は参考にしてください。
近年、注目されている「散骨」と納骨供養の違い
一昔前まで故人の供養方法といえば、火葬した遺骨をお墓に納める『納骨供養』が一般的でした。
しかし、現代では供養方法も多様化しており、中でも『散骨供養』に注目が集まっています。
散骨供養とは、火葬した遺骨をパウダー状に粉骨し、自然や生前故人が愛した土地に撒くことで「自然に還る」と言う考え方の基、供養する方法です。
特徴的な点は、散骨後に子孫がお墓を管理する必要がないことや、墓石などの費用がかからないことが挙げられます。
近年、少子高齢化や供養への考え方が変化していることから、墓じまいを検討する方も増えています。
自分の死後、子どもたちに負担を残したくないという思いにも応えられる供養方法として、人気が高まっているのです。
散骨供養の費用相場や納骨供養との比較
散骨供養の費用はどのくらいかかるのでしょうか。
また、お墓に納骨する納骨供養との費用差はどれくらいあるのでしょうか。
ここでは、それぞれの費用相場や比較を確認してみましょう。
散骨にかかる一般的な費用相場(令和6年1月調査)
まず、散骨供養は散骨前に粉骨作業があります。
粉骨には、一般的に約3万円ほどの費用がかかる業者が多いでしょう。
その後、それぞれの散骨方法によって、費用は大きく異なります。
個人で行う場合は1万円程度の費用で行えますが、自然に散骨したり共同墓地に散骨する場合は、10万円~50万円と費用相場は幅広いです。
散骨の種類別に見る費用相場は?
散骨供養には、さまざまな散骨方法があります。散骨の種類別に費用相場を見ていきましょう。
まずは海に散骨する海洋散骨です。葬儀社などに代行してもらう場合は5万円程度、ご遺族が船に乗り、他の方と合同で海洋散骨する場合は15万円程度が相場です。
ただし、船を貸し切って散骨する場合は、20万~40万円ほど費用がかかると考えておきましょう。
次に、山などの自然へ散骨する方法です。
こちらは約10万円前後が相場となる葬儀社が多いようです。
ただし、樹木葬などを検討している場合は、プレートなどのサービスが付随するところも多いため、約70万円前後かかる葬儀社も多く見られます。
最後に、空中から散骨する場合の費用です。
こちらはヘリコプターや大型の風船を使用する必要があるため、費用は30万~50万円ほどと少々高めになっています。
他にもさまざまな散骨方法や供養方法があるので、実際にどのような散骨方法があり、それぞれどのくらいの費用がかかるのか調べることをお勧めします。
納骨供養との費用の差を比較
紹介した散骨供養は、平均して10万~25万円前後が平均的な費用相場でした。
では、従来の納骨供養の費用相場を確認してみましょう。
霊園の場合は納骨にかかる一般的な費用が約10万円、寺院の場合は約20万~100万円と幅広い費用がかかります。
しかし、納骨供養の場合は、さらに墓石を建てるための費用が必要となります。
したがって、前述の納骨費用に加えて100万円から150万円程度の墓石費用がかかると考えましょう。
この2つの供養方法を見ると、かかる費用に約100万円以上の差があります。
そのため、墓石の管理や高額な費用を見て散骨供養を選ぶ人が増加傾向にあると考えられます。
今回ご紹介したように、散骨供養は従来の納骨供養と比較して、子孫への管理負担を減らし、かかる費用を抑えることも可能です。
散骨をご検討中の方は、ぜひ一度、珠花散骨へお問合せください。
珠花散骨は、プレートが設置できるお寺の散骨です。毎年合同供養会も開催されており、散骨後もお参りやご供養が可能です。